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マネー全般について元証券・銀行マンが難しいことを「シンプルに分かりやすく」解説します!

外貨預金はデメリットだらけ!金融リテラシーのある人で外貨預金をやっている人はいません。

外貨預金のデメリット

「外貨預金」は、金利がほぼ0%の円預金に比べて「金利が高い」「円安局面で為替差益が得られる」といったことから、お手軽な金融商品として資産の一部を外貨に投資している人も多いかと思います。

しかし、外貨預金は金融商品としてはほとんどメリットがなく、実際のところ金融リテラシーのない顧客を対象にしたバカにしたとも言える商品です。

銀行の窓口で外貨預金を顧客に勧めている銀行マンで自分の資産を外貨預金に投資している人はいないでしょう。

ここでは、その理由についてご説明します。

 

「外貨預金」という商品について

外貨預金

外貨預金のデメリット1「手数料が高い」

一見すると分かりづらいですが、外貨預金は非常にコストが高い金融商品です。

例えば1ドル100円の時に、1万ドルの外貨預金をする場合、日本円で100万円が必要になりますが、仲介する銀行が預け入れと引き出しの際に片道1円、往復2円の手数料を差し引きます。

つまり、100万円分の外貨預金をするのに手数料として往復で2万円もかかるのです。

手数料は通貨により異なり、高金利通貨として人気の高い通貨ほどさらに手数料が高くなります。

株式投資の場合、手数料の安いネット証券で100万円分の取引をすると、その際の手数料は数百円です。

いかに外貨預金のコストが高いかが分かるでしょう。

仮に1ドル100円の時に外貨預金に預けて、ドル円レートが変わらず1年後に100円の時に解約すると、2万円の手数料が引かれ、僅かな金利が上乗せされるだけで元本割れとなってしまいます。

外貨預金のデメリット2「金利も手数料が取られる」

通貨によっては確かに日本円よりも金利が高く、外貨と日本円の金利差を得る事ができます。

特に豪ドルやNZドルは高金利通貨として長期保有者に人気がある通貨です。

しかし、金利についても銀行が「鞘(さや)」を抜くため、同じ外貨系商品であるFXや外貨建てMMFよりも受け取る金利は低くなります。

この点一番優れているのはFXです。

会社にもよりますが、マーケットの実勢金利に近い金利差を得られるところが多く、外貨預金は金利目当てに長期投資をする方にとっても優れている商品とはいえません。

外貨預金のデメリット3「銀行が破綻した場合の保証がない」

外貨預金を預けている銀行が仮に破綻した場合、外貨預金として預けている資産は保全されません。

つまりペイオフ(銀行が破綻した場合1,000万円までの元本を保証する制度)の対象ではないのです。

銀行が破綻するはずないでしょ!と思う方もいるかもしれませんが、金融危機は10年〜15年に1回程度の頻度で起こっていること、また仮にそうなった時のダメージが大きいので、留意する必要があります。

 

「外貨預金」のまとめ

外貨預金とFX

外貨預金をするのであれば、まずなぜ外貨に投資をするのかということをよく考え、他の商品(FXや外債、外貨建MMF)ではダメなのかということを考えるようにしましょう。

銀行の窓口で「金利の高い◯◯への投資はいかがですか。日本円と比べるとだいぶ魅力ですよ」などの口車に乗って銀行でお金を預けることがないようにしてください。

実際のところ、外貨系商品でコストが安く利便性が高いのはFX(外国為替証拠金取引です)です。

「FX=リスクが高い」と思っている方もいると思いますが、FXでレバレッジを効かせないで取引をすればいいだけの話です。

つまり、FXであれば1ドル100円の時に1万ドルを購入する際、レバレッジ10倍にて10万円で取引をすることが可能です。

この時に、10万円ではなく100万円で取引を行えば、実質外貨預金と同じ(レバレッジ1倍)取引となり、低コストのメリットを享受して取引を行うことができます。

FXをする場合は最大手のGMOクリック証券や、業界2番手のDMM FXで取引すると良いでしょう。

外貨預金とFXでの取引比較については↓に詳細をまとめているので、ぜひ読んでみてください。