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計画的な支払いに最適?クレジットカード「リボ払い」に注意しよう!

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仕組みや内容を理解せずに、「毎月の支払いが一定で計画的に返済できる」といったプラスの側面だけを捉えて「リボ払い」で支払い、思わぬコストを負担する羽目になるなどトラブルが増えています。

2016年にリボ払いに関するトラブルで国民生活センターに寄せられた問い合わせ・相談は過去最多の806件。

これは氷山の一角で、泣き寝入りしている人や、実はコストが多くかかっているということを知らずに、今もなおリボ払いで買い物をしている人も多いでしょう。

カード会社から、やたらリボ払いを勧めるお知らせやメールが来るのには訳があるのです。

ここでは「リボ払い」に関する知識を押さえしっかり理解しましょう。

「リボ払い」とは?

正式名称は「リボルビング払い」で、略して「リボ払い」として使われるのが一般的です。

リボ払いは買い物をした金額に関わらず、自分が設定した一定額を毎月支払う方法のこと。

通常、カードで月に10万円分の買い物をした場合は、翌月に10万円が指定した金融機関の口座から引き落とされます。

この場合は手数料はかかりません。つまり買い物の代金である10万円のみ負担することになります。

リボ払いの場合は、例えば毎月の支払い額を2万円と指定することで、いくら使ったかに関わらず翌月2万円、さらに次の月も2万円・・・というように月毎の支払額を一定にすることができます。

一見すると「分かりやすいし便利じゃん!」と思うかもしれませんが、未払いの残高に対し、15%程度の手数料を負担しなければなりません。

残高が多ければ多いほど、負担するコストが大きくなります。

カード会社からすると、リボ払いをしてもらうことで収益が上がるため、顧客にはなるべくリボ払いをしてもらいたいというのが本音です。

中には「リボ払い専用カード」というものがあり、カードを作ったら実はリボ専用カードでずっと手数料を負担していたなんてことも。

また、ネットでカード会社の口座にログインすると、クリック一つでリボ払いに変更となる仕様になっていることが多く、知らずにポチッとクリックすることがないよう気をつける必要があります。

「リボ払い」は使わず「翌月一括払い」を選択する!

日々の生活によほど困っていない限り、「リボ払い」を利用するメリットは何もありません。

むしろ金銭感覚が狂ったり、金利や残高が嵩張り大きな借金をかかえるる危険性もはらんでいます。

どうしても今月はカードの引き落としが厳しいというような場合は手数料が無料の「ボーナス払い」に変更できないか確認をしてみましょう。

各カード会社のHPなどにはリボ払いのメリットとして

  • 毎月の支払いが一定額に抑えることができる
  • 支払いの計画がたてやすい

といったことを謳っていますが、単に支払い日を後に伸ばして、残高の15%もの高額なコストを負担するだけです。

今や生活をするうえで、クレジットカードは必要不可欠で便利なものですが、「リボ払い」のような落とし穴にはまらないよう注意が必要です。