マネーの窓口

マネー全般について元証券・銀行マンが難しいことを「シンプルに分かりやすく」解説します!

チケット高額転売対策としてマイナンバーで本人確認し悪質転売防止へ。転売ヤー撲滅なるか?

チケット転売

アイドルやプロ野球等の人気カードのチケットがチケットキャンプなどの転売サイトにて売買され、元の値段の数倍〜数十倍にまで高騰し取引され社会問題に発展しています。

「転売ヤー」と呼ばれるチケットの売り手は、個人による小遣い稼ぎからプログラミング等を駆使してチケットを入手して売りさばく組織的な集団まで様々。

中には暴力団などの反社会的勢力の関与もあるとされています。

著名なアーティストが連名で「チケットの高額転売に反対します」と新聞広告を打ち、新たに適正価格で取引される「チケトレ」などのサイトもできましたが、根本的な解決には至っていません。

そこで総務省は新たにマイナンバーを使った新たなシステムを稼働すると発表しました。

 

マイナンバーを使ったチケットの高額転売を防ぐ仕組み

チケット転売

転売を防ぐ方法は上図の通り。

チケット購入者はチケットを買う際にマイナンバーカードで個人情報を登録、そしてイベント当日に会場のマイナンバー読み取り機でカードをかざして認証すれば、会場に入れるという仕組みです。

こうすればマイナンバー自体がチケットとなるため、チケットレスとなり利用者にとってもメリットがありそうです。

この場合でもマイナンバー自体を貸し借りすることで、チケットを入手した本人以外も会場に入れるようになってしまいますが、チケット転売の多くを防ぐことが可能でしょう。

なお、チケットを転売したい人には定価で売買できるサイトも別途用意、さらにスマホをかざすだけで入場するシステムも開発する予定とのことで、2020年の東京オリンピックでも導入される予定です。

 

横浜ベイスターズのチケットも取りづらくなった

個人的には以前、プロ野球の横浜ベイスターズvs広島カープの試合(横浜スタジアム)を観戦するためチケットを購入しようとしたらすでに完売、チケットキャンプで正規の2倍くらいの値段で購入したことがありました。

ベイスターズは親会社がDeNAになると、チームが強くなり様々なイベントが企画されるようになって、いつの間にか人気球団に。

喜ばしいことですが、チケットが取りづらくなったのが何とも皮肉なことです。

正規料金の2倍で購入したことは納得したうえでのことだったので、その時は特に何も感じませんでしたが(応援している横浜が勝ったのも大きい)、その後にチケット高額転売問題がメディアなどで取り上げられるようになって、あの時に購入したチケットも裏社会に流れたのか?と何とも言えない気持ちになったのを思い出します。

今やビジネスや副業感覚で多くの社会人や外国人留学生まで、この転売ビジネスに参入しているとのこと。

チケットは2次流通マーケットも含めて適正な価格で売買されるよう、法整備と仕組みが求められており、健全なやりとりがなされるよう強く望みます。