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フィンテック(Fintech)とは何か?フィンテック関連銘柄は?

フィンテック

最近、新聞やテレビで見聞きすることが多くなった「フィンテック(Fintech)」。

響きからなんとなく想像はつくものの、人に説明できるか?と言われると「う〜ん、無理!」という方がほとんどではないでしょうか。

ここではそのような方向けに、フィンテックの基本をまとめてみました。

 

フィンテック(Fintech)とは?

フィンテックとは「金融(finance)」と「テクノロジー(techonology)」を足した造語で、正式には「ファイナンス・テクノロジー(financial technology)」と呼びます。

最先端の金融工学を駆使した特別な何かのように思いがちですが、身近な例を挙げると、いまや誰もが持っている電子マネーもフィンテックの一種です。

フィンテックの領域は非常に広く、スマホを使った取引から決済、ビットコインに代表される仮想通貨、クラウドファンディングによるオンライン融資、経理業務のIT自動化、AIやビッグデータを活用した株式取引など様々。

これはごく一部で、フィンテック事業は多岐に渡ります。

今は銀行の行員がマンパワーで決算書を確認しながら企業に融資をするorしないを決めていますが、近い将来にAIが瞬時に判断する時代がくるでしょう。

また、twitterやfacebook上でやりとりされるビッグデータから、株価が上がりそうな企業を判断、実際に取引まで完結させるAI投資も既に行われています。

アメリカではフィンテック関連のベンチャー企業が多く立ち上がっており、多くの企業が投資家から資金を得て開発・研究に勤しんでいます。

なぜフィンテックがここまで注目を浴びているかというと、世の中の仕組みを大きく変えるイノベーションをもたらす可能性があるため。

その核となるシステムを開発することができれば、先行者メリットにより大きな成功を得られるためです。

日本でもフィンテックをコア事業とする企業がIPOを行い、公募価格より何倍もの値段をつけて取引されるなど、注目度も高く人気が沸騰しています。

 

フィンテック関連銘柄は?

フィンテック関連銘柄

ここまで将来性の高い事業であれば、今からフィンテック関連の事業を行っている会社に投資をして、リターンを得たいと思うもの。

ここでは日本国内のフィンテック関連の上場企業をご紹介します。

野村総合研究所(4307)

銀行や証券、FX会社などの金融システム、インフラを支えている金融ITソリューション大手です。

あまり表には出てこないため知名度は高くありませんが、証券会社のサイトにアクセスし株式を買う際には、顧客→証券会社→取引所というデータの流れが発生し、この時などに野村総研のシステムを経由して取引に至ることが多いのです。

GMOインターネット(3449)

IT大手で傘下にはクレジットカードの決済代行を手がけるGMOペイメントゲートウェイ(3769)や、FXで世界一の取引高を誇るGMOクリック証券 や仮想通貨の取引を提供するGMOコインなどを運営するGMOフィナンシャルホールディングス(7177)があります。

新しい領域にチャレンジする企業風土があり、フィンテック関連事業にも期待が高まります。

メガバンク、静岡銀行

三菱東京UFJ(8306)、みずほ(8411)、三井住友(8316)の大手三行もフィンテック専門の部署を立ち上げるなど、資金力と豊富な人材で日本のフィンテック業界を引っ張っています。

静岡銀行はネット証券大手の マネックス証券 と資本提携を結んでおり、マネックスはアメリカのシステム会社を買収しており、フィンテックの分野でも積極的にビジネスを展開するとしています。

その他にディー・エヌ・エー(2432)、フィスコ(3753)、アイリッジ(3917)、Dガレージ(4819)、SBI(8473)などにも注目をしてください。

さらに日本では既にフィンテック関連のベンチャー企業が100社を超えているとされています。

この中から革新的なサービスを生み出し、IPOを経て世界へという企業が出てくるかもしれません。 フィンテック関連の会社に注目し期待をしましょう。