マネーの窓口

マネー全般について元証券・銀行マンが難しいことを「シンプルに分かりやすく」解説します!

メルカリが年内に東証へ上場へ!時価総額は1,000億円越えの大型IPOに

f:id:kabuhack:20170722144611p:plain

今や多くの方のスマホにインストールされている人気のフリーマーケットアプリ「メルカリ」。

マーケットではユニコーン企業(評価額が10億ドル以上のベンチャー企業)として注目されてきましたが、株式の上場を東証に申請し年内にも上場する見通しとなっています。

上場時の時価総額は1,000億円を超えることが予想され、久々の大型IPOに市場関係者の期待も大きいでしょう。

ここではこのメルカリのサービスについてまとめてみました。

メルカリのサービスについて

メルカリはスマホのフリーマケットアプリを使って、雑貨や衣料品など個人売買するサービスです。

出品者は自分の所有物をスマホのカメラで撮影し、アプリにアップロード、自分で値段をつけて販売することが可能です。

撮影から出品完了まではわずか数分。この手軽さが利用者に受けており、今や日本だけでなくアメリカなどの海外でもビジネスを展開しています。

日本ではなんと1日で100万品以上出品されるまでの巨大なマーケットに発展。上場することで知名度もさらに上がり、ビジネスが拡大することでしょう。

メルカリを利用して出品する際のコストは0円で、成約した時に販売価格の10%が手数料として徴収されます。

似たようなサービスにヤフオクがありますが、ヤフオクと大きく異なるのは、ヤフオクは買い手がオークション方式にて値段を決めるのに対し、メルカリは売り手が販売価格を設定し、買い手がその値段で購入手続きをすれば即成約となります。

ネットでの個人売買は、商品が発送されない、故障しているなどのトラブルが発生しがちですが、運営サイドが代金を一旦預かり、購入側が商品を受け取った後に売り手に代金を支払うことでトラブルを回避。

このような安心できる決済システムも人気の理由となっています。

特に10代、20代女性からの支持は絶大で、それぞれ50%近くの人が利用した経験があるなど、若い女性にとってはなくてはならないサービスになっています。

直近の決算は30億円の黒字

メルカリのサービスが始まったのは2013年。

以来年々会員と取引商品数が拡大、日米合わせると会員数は7,000万人となっています。

2016年6月期の売上高は前年同期比で2.9倍の122億円、最終損益は前年の11億円の赤字から30億円の黒字に改善、今後も利益の増加が見込めそうです。

しかし、2017年6月には最大で5万4,000人もの個人情報が流出、データの管理が課題となっているだけでなく、現金や違法性の強い商品が出品されるなど、運営側も対策を練っているとはいえ、いたちごっこが続いており、これらの不正な商品が取引されないよう根本的な対策が求められています。

上場することで企業としての社会的な責任が増すため、出品される商品をパトロールする人員を増やすだけでなく、マネーロンダリング等に利用されない具体的な方法などが東証の審査で問われることになるでしょう。

しかし、これまでテレビCMなどを大量に投下、知名度もブランド力も抜群、さらに日本のベンチャー企業にしては珍しく海外展開にも積極的、上場後の中長期的な株価上昇も見込めるだけでに、久々にワクワクするIPO案件と言えそうです。

IPOの幹事会社などの発表はこれからですが、メルカリの上場については今後もウォッチして情報発信していきたいと思います。