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ビットコインの分裂が回避に!取引停止と送金停止が解除へ。

ビットコインの分裂回避

安定した取引を継続するためのシステム変更の方法について関係者の意見が異なり、23日にも分裂の危機にあったビットコイン。

日本仮想通貨事業者協会が取引所各社にビットコインの取引や引き出しを停止する異例の要請をしていたものの、ひとまず分裂が回避されました。

ただ安心するのはまだ早く、今後も同じような分裂危機が何度も起こる見込みで、その動向に注目です。

 

ビットコインは分裂を回避するも今後も不安は尽きず

今回の騒動はビットコインの取引を記録する「ブロックチェーン」の分岐が懸念されていたものの、「BIP91」と呼ばれるシステム改善案にて関係者の支持が集まり、この方法にて処理速度を高めることで一致しました。

これにより取引においても大きな混乱は発生せず、日本の各取引所も取引を再開する見込みで、ビットコインを保有している投資家も「ほっと一安心」というところでしょう。

相場も落ち着き、24日午後の時点で30万円ほどで取引されています。

当面の分裂や混乱は回避できたものの、これにて全ての問題が解決した訳ではありません。

8月1日には「ハードフォーク」と呼ばれる新システムが稼働する可能性があり、さらに11月にも大規模なシステム変更が予定されています。

その際にビットコインが複数のブロックチェーンに分裂する可能性があり不透明な状況にあることに変わりはありません。

むしろ今回の件は、特定の管理者が不在で法の整備も追いついていない仮想通貨を取引することのリスクが表面化しました。

FXの黎明期にも、システムトラブルにより丸一日取引できないといったトラブルが多数発生し、正しく資金管理がなされておらず夜逃げ同然に破産した会社が発生するなどしました。

仮想通貨はFXとは異なり一事業社の問題ではなく、世界中でネットで繋がった多くの関係者の思惑などに左右されることから、今後業界全体の中長期的な展望も不透明です。

投資するとしても常に最悪のケースを想定しながら、慎重に取引するのがよさそうです。