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国民年金を受け取るために必要な納付期間が「25年」→「10年」に減りました!

年金受け取り期間

20歳〜60歳の全国民に納付義務がある国民年金。

現在、我々が納める国民年金の保険料は月額16,490円となっています。

国に納めた年金を65歳以上になって受け取る際、これまでは25年間以上納付しなければ年金を受け取ることはできませんでしたが、2017年8月1日より「10年間」納付していれば、受けとることができるようになりました。

 

国民年金受取の納付期間が25年→「10年」に

これによって恩恵を受けるのが年金を10年以上、25年未満納めている65歳以上の高齢者です。なんと該当者は64万人もいるとのこと。

これまでの制度は納付期間が25年未満の場合、1円たりとも年金を受け取ることができませんでしたが、今回の制度変更により10年以上納付していれば月数万円を受け取ることができるようになります。

また、過去5年間以内であれば未納の年金を納めることができるため、遡って納めることで10年間の納付期間の条件をクリアし年金を受給できたり、受け取る年金額を増やすことができます。

しかし、納付期間が10年と短くなることで「10年納付すればいいや」と思う人も増え、未納者が増える懸念もあります。

結果、国民年金の納付率が下がり、高齢化により受給者は増えて財源が枯渇、国の借金がさらに増えるという悪循環の可能性も。

 

若い世代にとっては、どうなるかわからない30年後、40年後のことよりも「今」の方が遥かに重要です。

なお、40年間満額で年金を納めた場合、65歳以上になって受給できる金額は月額6万5,000円。

10年間しか納めなかった場合は月額1万6,000円で、この場合、これだけでは生活することはできません。

会社員であれば国民年金の他に、厚生年金にも加入しており、老後の受給額は多くなるのが一般的ですが、特に自営業の方やフリーランスの方はiDeCoなどを活用し、自分の責任の元で長期的な資産形成をすべきかと思います。

今回の年金制度変更に伴い、「新たに自分も年金を受給できるかも」という方や疑問点がある方は厚生労働省のねんきんダイヤル「0570-05-1165」にお問い合わせをしてみてください。

ねんきんダイヤル電話番号

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