マネーの窓口

マネー全般について元証券・銀行マンが難しいことを「シンプルに分かりやすく」解説します!

いつまでお札や硬貨を使うの?少なくとも1万円札と5,000円札は廃止しよう!

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2016年11月8日にインドのモディ首相は突如、インドの高額紙幣である1,000ルピー紙幣と500ルピー紙幣を「明日から使えなくする」と発表しました。

変更当初こそ新紙幣への交換を求め銀行の前には長蛇の列ができるなど混乱しましたが、半年たった今は日常を取り戻しています。

これは、テロ組織やマフィア、脱税などの闇資金でのやり取りやマネーロンダリングを防ぐためで、インドではスマホ決済などの電子マネー、クレジットカードが普及し現金を必要としない社会になりつつあります。

さらにインドはいずれ現金取引を完全に廃止とする予定とのことで、世界がその行方に注目しています。

日本でも1万円札と5,000円札は廃止しよう!

インドのような荒療治は不可能ですが、日本においても1万円、5,000円札の高額紙幣は廃止すべきです。

現金は紛失したら戻ってこない、未だにクレジットカードや電子マネーで決済できない店が多い、他国同様にマネロンや反社会的組織の決済手段として利用されるなど、多くの問題が存在します。

来日する外国人観光客は年間2,000万人を超え、今後もさらに増える見込みですが、地方などの観光地では海外発行のクレジットカードが使える店が少なく、観光客が困っているという報道も目にしました。

そもそも、地方ではクレジットカードでの決済自体を受け付けないお店も多いですよね。

また、現金は発行から輸送、管理等も含め流通過程で莫大なコストが発生します。

究極的には完全なるキャッシュレス化となるべきですが、まずは段階的に1万円と5,000円札を廃止すべきです。

そもそも社会人で、1万円以上の買い物をする際、現金を使う人は今や少数派ではないでしょうか?ポイント還元などがあるクレジットカードを使う人が多いはずです。

電車やバスなどの交通機関に乗る際もパスモを使い、セブンイレブンではnanaco、ネットショッピングや店舗での買い物はクレジットカードという役割分担もできつつあります。

当面は子供の教育等のために少額の現金は残すべきだとは思いますが、段階的に紙幣を廃止しキャッシュレス化を実現することでより便利な社会になるでしょう。

日本ではタンス預金がなんと総額で43兆円もあります。

この膨大なタンス預金も高額紙幣を廃止することで、世の中に出回り経済が上向きになることが期待され、デフレ脱却の特効薬となる可能性も。

安倍政権は金融緩和、機動的な財政政策、規制緩和を軸とする「三本の矢」を放つことで、持続的な経済成長を図るとしていますが、高額紙幣の廃止も加えて四本の矢としてもらいたいものです。