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2017年1月〜6月にFX投資家で利益をあげた人は40%!豪、NZドルの運用成績が好調です

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日経新聞によると2017年上半期(1月〜6月)にFX取引で利益をあげた人の割合は40%にのぼり、2015年の同時期と比較して10%増、一方損した人は41%でこれは前年同期よりも15%低かったとのことです。

FX投資家の多くが財布を膨らませた事により、今後の急激な円高局面では個人投資家の外貨買いが相場を下支えすることになりそうです。

通貨別では最も取引高の多いドル円での成績は振るわず、豪ドル、NZドル、トルコリラなどで利益をあげた人が多いという結果となりました。

FXの取引をするなら豪、NZの高金利通貨? 

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上記はドル円と豪ドル円の2016年8月から2017年8月10日現在までのチャートで、青線がドル円、赤線が豪ドル円です。

ドル円は2016年後半は一本調子で上昇したものの、2017年1月に入って急落しました。

年明けの1月に何があったかというと、トランプ氏が大統領に就任したのが1月でした。

この時ドル円相場は1ドル117円近辺で推移していたものの、2017年上半期は下げ基調となり8月現在は110円近辺で取引されています。

教科書的原則からすると、アメリカは金利拡大局面にあり日米の金利差が拡大することから、中長期的にはドル高円安に進みますが、トランプ大統領の舵取りが国内外に混乱をもたらし、その事が投資家から嫌気され資金もアメリカから流出しているようです。

さらにここに来て、北朝鮮問題やロシア問題が政治の不安定さに拍車をかけ、今後年内のドル円の大幅な上昇は見込めそうにありません。

今後も引き続き期待ができそうなのが、地政学リスクが少ないオーストラリアやNZ。

オーストラリアドルの1万通貨当たりのスワップ金利は買い30円/売り-35円、NZは買い40円/-売り45円程度と金利水準も高く、経済も好調なため一時的に下げることはあっても、長期的に投資をするのであればポートフォリオに組み入れたいところです。

基本的にFXのデイトレーダーはスプレッドの狭いドル円やユーロドルで取引を繰り返しますが、オセアニア通貨は長期保有&初心者向けの通貨ともいえ、結果的に今年の上半期は初心者にとって優しい相場となりました。

アメリカもヨーロッパも見通しが不透明な中、オセアニア地域は安定しており、これからも資金が流入するでしょう。