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「銀行カードローン」の利用による自己破産が急増しています!安易にカードローンに飛びつくのはやめましょう!

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離婚した後の引っ越し代金が足らずその事を銀行で相談したパートのAさん。

すると銀行側から「30分で結果が出るのでローンを申し込みませんか?」との提案。

そこでAさんは50万円を申し込んだところ、担当の行員から「100万円まで枠が取れますよ」と言われ、そんなに必要ないと言ったものの最終的に350万円を借りて1年で返済に行き詰まり自己破産へ。。

こんな話が日本全国で急増しています。

なぜ銀行カードローンによる自己破産が増えているのか?

2016年の自己破産の申し立ては6万4,000件となり、13年ぶりに前年を上回りました。その流れは止まらず、今年の上半期は去年よりも5%増えています。

その原因は銀行カードローンによる過剰な借り入れによるもので、自己破産の約半分が銀行カードローンによるもの。

「スマホで簡単に!」「◯分のスピード審査」「コンビニATMで現金を引き下ろし」銀行にあるカードローンのパンフレットには便利で簡単にお金を借りることができる文言が並んでいます。

確かに銀行カードローンでの申し込みの敷居は低いものの金利は最大で「約15%」。

仮に金利14%で100万円を借りて月々2万円を返済した場合、完済まで6年以上かかり、支払い総額は150万円となります

銀行カードローンのライバルともいえる消費者金融は法律が改正されたことにより、融資の上限は「年収の3分の1以下」となり貸付高が減少している一方、銀行カードローンはそのような規制がなく、銀行カードローンの貸付高が急増しているのです。

なぜ銀行はカードローン融資に積極的なのか?

銀行が個人への貸付に積極的な理由として、

  • 低金利の時代に10%以上の金利が取れるカードローンが稼ぎ頭に
  • 審査や回収を保証会社(消費者金融)に丸投げしいいとこ取りできる
  • 行員にノルマがあり、行員が積極的に営業する

これらのことが挙げられます。

銀行側もこの状況を「行き過ぎ」だと認識し、過剰な借り入れへの注意喚起や返済能力の確認などに努めているものの、短期的な利益をあげやすい業務であるため、その実効性に疑問符がついています。

「無担保」で「収入がなくても」借りることができる銀行カードローン。

一見すると利用者側にとってメリットがあり便利に見えますが、カードローンの残高に苦しんでいる人が多くいます。

決して銀行窓口の行員の営業トークに惑わされることなく、安易に銀行カードローンに飛びつかないようにしましょう。