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収まる気配のないヒカルのVALU騒動とその後。運営会社VALUの責任も、弁護士の見解は?

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8月15日に突如沸き起こった「YouTuberヒカルのVALU騒動。」

騒動を受け、ヒカルは運営会社や弁護士などと相談し、発行したヒカル株(VA)を高値で買い戻すなど問題解決に向けて必死ですが、損失を被ったVALUユーザーが警察や消費者庁に相談するなど騒動は収まっていません。

ヒカルVALU騒動についての詳細はこちら↓をご参照。

ヒカルだけでなく、株式会社VALUの責任も問われる

VALUは「仮想通貨ビットコイン」を使った取引で、ビットコインを購入するためには実際のお金が必要です。

つまり株式取引同様、VALUにおいてもリアルマネーの損益が発生します。

今回のヒカルVAの取引でヒカルを信じて、または応援して取引した投資家からすると怒りが収まらないのも無理はありません。

根本的な解決を図るためには、15日以降にヒカルVAにて取引を行い、損した顧客の損失を全て補填する以外に方法はないでしょう。

また、運営元の株式会社VALUも不公正取引を防ぐための厳密なルール設定やシステム構築を行っていないことから、サービス提供会社としての責任が問われるでしょう。

少なくとも、今後同様の事象が発生しないよう、ルールをしっかり決めて、システムが改善されるまでサービスを一旦停止するなど対策する必要があると思います。

VALUは実際のお金がやりとりされるサービスでありながら、「性善説」に基づいて設計されており、今回のヒカル騒動がなくても同様の問題が発生するのは時間の問題でした。

VALUで投資する方は投資対象の方の社会的立場なども踏まえた上で投資するのが賢明です。話題稼ぎのYouTuberやブロガーに投資する際はくれぐれも慎重になるべきです。

ヒカル、ラファエル、いっくんが熊本地震の被災者へ義援金500万を発表

騒動を収めるため?突如、今回のVALU騒動の引き金をひいたヒカル、ラファエル、いっくんの3名が動画で熊本地震(2016年4月発生)の被災者へ500万円を寄付したことを発表しました。

なぜこのタイミング?と疑問に思った方が多いようで、「寄付をする」という善意の内容にも関わらず「高評価6万」に対して「定評価10万」という結果に。

ちなみに同じく大物YouTuberのヒカキンさんは九州北部豪雨の募金についての動画をあげていますが、こちらは「高評価7万」に対して「低評価2,000」となっています。

ヒカルの実家の住所や電話番号が漏洩、偽アカウントも続出

ヒカルのVALU騒動が炎上すると、ヒカルにそれまで興味がなかったネット民等もこの騒動に食いつき、これまでヒカルがUPした動画などからヒカル本人だけでなく、実家や家族の住所、電話番号が割り出され嫌がらせ行為が続出。

またtwitterなどSNSでもヒカルの偽アカウントが続出し、本人が否定する事態に。

ヒカルのVALU騒動についての弁護士の見解

ヒカルと井川氏のVALU取引はインサイダー取引には該当しない

ヒカルの場合は「上場会社」ではないため金融商品取引法(インサイダー取引)の違反には該当しないとのことです。

ヒカルは「詐欺罪」に問われる可能性がある 

ヒカルは「優待をつける予定」と話したにもかかわらず、後に「その予定がない」としました。優待の有無は、VALUの価値が変わるため重要な情報に。

優待を提供する気がないにも関わらず、優待を提供する予定と述べたのであれれば詐欺行為が認められます。結論としてVALU取引は詐欺罪成立(刑法246条)の可能性があるとのこと。

8月15日(火)に起こったVALU騒動ですが、19日(土)になっても収まるどころか、ヒカルの家族などにも飛び火する事態に。

しかし、今回の件はVALUサービスそのものに一石を投じる結果ともなりました。

ヒカルやその家族に嫌がらせをするのは以ての外ですが、VALUサービス自体は将来性の高いサービスであることに間違いなく、今後どう改善されていくか注目をしましょう。