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日本郵便が「ゆうパック」の値段を2018年3月に100円超値上げへ。ヤマトは10月、佐川は11月に値上げ

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ヤマト運輸、佐川急便に続いて日本郵便も宅配便の値上げに踏み切ります。

日本郵便は2018年3月から「ゆうパック」の料金をサイズや距離に応じて100円から200円程度値上げする方針で、平均では1割程度の値上げとなる見込みです。

宅配業界が直面する「人手不足による人件費の高騰」「荷物量の増加」に対応するもので、これで大手3社全て値上げすることになりました。

ゆうパックが2018年3月から料金を値上げへ

宅配大手3社の宅配物値上げ幅と時期
  • ヤマト運輸 2017年10月1日〜、140円〜180円程度値上げ
  • 佐川急便 2017年11月21日〜、60円〜230円程度値上げ
  • 日本郵便 2018年3月〜、100円〜200円程度値上げ

各社とも荷物のサイズや重さ、距離により値上げ幅が大きくなります。

ゆうパックの昨年の取扱荷物量は前年よりも9%増えており、宅配ロッカーの設置などにより再配達のコストを減らそうとしているものの、荷物の増加には追いつかず料金を値上げすることに。

今回の料金値上げは荷物を送る個人の利用者にとっては影響は少ないですが、同時平行で各社は大口の企業とも値上げ交渉を行っており、この結果次第でアマゾンや楽天などのネット通販を利用している方は間接的に送料負担が大きくなることが予想されます。

また、ネットでの販売で収益を上げてている企業にとっては、送料の増加分を顧客に転嫁するか、自社で負担するか難しい判断を迫られることになるでしょう。

日本郵便はゆうパックの値上げの詳細を発表していませんが、現在の送料(東京→大阪)は

  • 縦横高さ合計60cm以内の「小型サイズ」840円
  • 縦横高さ合計120cm以内の「中型サイズ」1,500円
  • 縦横高さ合計170cm以内の「大型サイズ」2,250円

となっており、これらが100円以上の値上がりとなります。

今後期待したいのは配達クラウドソーシング「DIAq(ダイヤク)」に代表される、個人が配達を担うサービス。

次世代の配送システムとして注目されるドローンを使った配送は安全面などで実現のハードルが高いものの、個人が隙間時間を使って配送の一部を担当するサービスであれば、主婦や学生など「1日数時間であれば働く事ができる」人たちのニーズにも応えることが可能です。

新たな配送ビジネスが誕生し、競争原理が働く事で荷物を送るコストが上昇する状況に歯止めがかかることも期待できるでしょう。

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