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GMOクリック、DMM FX、SBIFXトレードのFX大手3社のスプレッド引き下げ競争が熾烈に!

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FX国内大手3社(GMOクリック、DMMFX、SBIFXトレード)のスプレッド(買値と売値の差)の引き下げ競争が激しくなってきました。

8月始めにGMOクリック証券が11通貨ペアの通常スプレッドを引き下げると、すかさずDMMFXも追随、さらにSBIFXトレードは8月28日から対円通貨を全て業界最低水準とするなど、各社「0.01銭」単位で勝負をしています。

このことは当然、顧客にとっては歓迎すべきことで、今後さらなる引き下げにも期待したいところです。

GMOクリック、DMMFX、SBIFXトレードのスプレッド比較表

通貨ペア GMOクリック DMMFX SBIFX
ドル/円 0.3 0.3 0.29
ユーロ/円 0.5 0.5 0.49
ポンド/円 1.0 1.0 0.99
豪ドル/円 0.7 0.7 0.69
NZドル/円 1.2 1.2 1.19
南ア/円 1.3 1.3 0.99
ユーロ/ドル 0.4 0.4 0.58
ポンド/ドル 1.0 1.0 1.89
豪ドル/ドル 0.9 0.9 1.79
NZドル/ドル 1.6 1.6 2.2

※DMMFXは10月31日まで、SBIFXは9月16日までのキャンペーン期間限定のスプレッドです。

※SBIFXは取引数量によりスプレッドが異なり、上記表のスプレッドは10,001以上の取引における数値で、10,000通貨以下はさらに狭いスプレッドを提供しています。

GMOクリックとDMMFXはスプレッド幅が全通貨同じですが、SBIFXは対円通貨については、他2社よりも「0.01銭」狭いスプレッドにて提供しており、各社限界に近いギリギリの競争をしている印象です。

DMMFXとSBIFXはキャンペーンの期間限定のスプレッドのため、期間終了後のスプレッドを元に戻すのか、継続するかに注目したいと思います。

ドル円の場合、GMOクリックとDMMFXはスプレッドが「0.3銭」、SBIFXの場合は「0.29銭」で差はわずかに「0.01銭」。

スプレッドが0.01銭異なると収益にどれくらい影響するかというと、1万通貨の場合は「100円」、10万通貨は「1,000円」、100万通貨では「10,000円」ということになります。

このため一定の大口顧客がSBIFXに流れるでしょう。

FXは1日に何十回、何百回も取引をする「デイトレーダー」と大口投資家が、取引量の大半を占めており、そのデイトレーダーと大口の獲得を巡ってスプレッドの引き下げをはじめ、各社営業努力をしているのです。

証券業界ではSBI証券と楽天証券が株式手数料を「どちらかが下げたら、もう一方も下げる」を繰り返していますが、FXにおいては、GMOクリック、DMMFX、SBIFXトレードの3社が手数料を競っています。

FXのスプレッドはドル/円であれば最終的には「0銭(無料)」まで近づくと思いますが、どの会社が最初に0円にて提供するか注目をしたいと思います。