マネーの窓口

マネー全般について元証券・銀行マンが難しいことを「シンプルに分かりやすく」解説します!

ビットコインの取引で得た収益は「雑所得」にて課税されます。株、FX、ビットコインの税制比較

f:id:kabuhack:20170713190800p:plain

国税庁は扱いが曖昧だったビットコインの取引で得た利益に対する課税について通達を出しました。

ビットコインの取引により得た利益は原則として「雑所得」に区分されます。

雑所得は累進課税となるため、MAXで45%の税率が適用となります。

株式やFX取引のと比較しながら、ビットコインの税金について詳しくみていきましょう。

ビットコインの取引で得た収益は「雑所得」

株取引の税金

株式取引で得た収益に対しては譲渡所得として、配当で得た利益は配当所得として、一律で20.315%課税されます。

また、損失を出した年は翌年以降3年に渡って損益を繰越控除できたり、特定口座の源泉徴収ありを利用することで、証券会社が納税を行ってくれたりと便利な仕組みもあります。

「特定口座の源泉徴収あり」で取引をしている場合、他の証券会社との損益通算等をしない場合は原則、確定申告をする必要はありません。

FX取引の税金

FXの場合は、「先物取引に係る雑所得」として申告分離課税の対象となり、税率は一律で株と同じく20.315%です。

株式同様、他会社との損益通算や繰越控除も可能で、さらに日経225先物取引などと損益通算も可能となっています。

FXの場合は株のような特定口座はありませんが、FX取引において年間の利益は20万円以下の場合は確定申告をする必要はありません。

なお以前、FXの税金は「雑所得」でしたが、取引が普及し脱税が相次いだ結果、今の制度に変更されました。

FXの取引をしている会社からは税務署に「支払調書」が送付されるるため、脱税をした場合はすぐにばれてしまいます。しっかり確定申告して税金を納めましょう。

ビットコインの取引の税金

ビットコインの収益に対する税金は雑所得(累進課税)の適用となり、給料と合わせた所得が多くなると、その分支払う税金も増えることになります。

雑所得の場合は税率はMAXで45%となります。

繰越控除はできないものの、基本的に年間の利益が20万円以下の場合には確定申告は不要となります。

雑所得の課税税率

所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万超330万以下 10% 97,500円
330万超695万以下 20% 427,500円
695万超900万以下 23% 636,000円
900万超1,800万以下 33% 1,536,000円
1,800万超4,000万以下 40% 2,796,000円
4,000万超 45% 4,796,000円

2017年のビットコインの取引に関する税金についてはこのようになりました。

今後ビットコインを含めた仮想通貨の取引がより普及するにつれ、FXと同様に「先物取引に係る雑所得」としての課税対象となる可能性はありますが、現状は雑所得として納税をする必要があります。

「ビットコインで儲かった!」で終わりではなく、しっかり確定申告、納税を行い、国民の義務を果たすようにしましょう。