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国会議員の世襲議員は立候補に制限を設けるべきでは?ビジネスで成功した人が政治家になる道を!

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10月22日に自民党議員の死亡に伴う衆院補欠選挙が3つの選挙区において行われます。

自民党は議席を保持するため、民進党は反転攻勢をかけるため負けられない選挙となります。

しかし自民党は落ち着いてきたとはいえ加計問題や森友問題で支持を失いかつての安定感はなくなり、民進党は前原誠司氏が新代表につくやいなや人事でつまづき、さらに離党者が相次ぐなど解党の危機にあります。

衆院補選も自民は世襲候補を擁立

自民党は3選挙区全ての立候補者を固めました。

  • 衆院青森4区(木村太郎氏、52歳没)→弟次郎氏
  • 衆院新潟5区(長島忠美氏、66歳没)→前新潟知事泉田裕彦氏
  • 衆院愛媛3区(白石徹氏、60歳没)→次男寛樹氏

青森4区、愛媛3区においては世襲議員、新潟5区においては前知事と、いかにも自民党らしい候補者を擁立することに。

急な死亡に伴う選挙であるため準備する方も大変でしょうが、立候補する本人たちは本当に政治に対しての情熱と理念を持っているのでしょうか?

地元の支持者や支部から担がれて選挙に出るのでは?と勘ぐってしまいます。

選挙は10月10日に告示され、22日に投票が行われます。

国政では自民党は公明党の支持を得られることと、そもそも議席を保有していた選挙区のため自民党が有利の構図には変わりはありませんが、世襲や知名度を優先していることで期待感が薄れてしまいます。

自民党の世襲議員の割合は50%、大物政治家はほとんど世襲議員

そもそも「世襲議員」ですが、一般的には親や親族が議員で、その「三バン」を受け継いで議員になった国会議員のことで、「三バン」とは地盤(後援会)、看板(知名度)、カバン(金)を意味します。

世襲議員の割合は政党別では自民党が圧倒的に高く、自民党所属の国会議員の50%は世襲議員となっています。

さらに以下の実力者は全員が世襲議員で、党の要職に就いていて世襲でないのは菅義偉官房長官くらいではないでしょうか。

  • 安倍晋三総理
  • 麻生太郎財務大臣
  • 岸田文雄政調会長
  • 二階俊博幹事長
  • 河野太郎外務大臣
  • 石破茂元防衛大臣
  • 野田聖子総務大臣

世襲議員の少ない旧民主党政権はゴタゴタ続きで短命に終わったため、世襲議員が全て悪いとは言いませんが、

  • 意欲と能力がない人が政治家になってしまう
  • 三バンがあるため選挙では圧倒的に有利
  • 政治家への障壁が高くなる

といったデメリットがあるのは事実です。

そこで、衆議院、参議院にて立候補をする人は「候補者の3親等以内に国会議員の親族がいる場合は、その都道府県の選挙区からは立候補してはらならない」といった制限を設けるべきではないでしょうか。

つまり三バンのうちの地盤のアドバンテージをなくすということです。それでも知名度や資金力はあるため、選挙を有利に進めることはできるでしょう。

また、立候補者も世襲議員や元官僚だけでなく、ビジネスで成功した人など、特定の分野において秀でた結果を残した人が積極的に手を上げてもらいたいものです。

投票者の選択肢が広がるだけでなく、政治の世界においても多様性が広がり、多くの相乗効果をもたらすはずです。