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マネー全般について元証券・銀行マンが難しいことを「シンプルに分かりやすく」解説します!

「ドルコスト平均法」について分かりやすく解説!最大のメリットは放ったらかし投資ができる点にあります。

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「ドルコスト平均法」という言葉、投資方法を聞いたことはありますか?

証券会社や銀行などでは「ドルコスト平均法で時間とお金を分散して投資信託を積み立ててリスクを減らそう!」といったように使われ、何やらお得な投資であるかのような印象を受けます。

実際のところはどうなのか、分かりやすく解説をしてみました。

ドルコスト平均法について

まず、ドルコスト平均法を一言で表すと「定期的に一定の金額を(同じ銘柄に)継続して投資をすること」となります。

例えばA投資信託を毎月1日に1万円分買い付けるといった投資方法です。

この時、何株や何口といったように「量」ではなく、毎月◯万円などと「金額」を決めて、その金額に応じて投資商品を買い付けるのがポイントです。

投資信託の積立で毎月◯日に◯万円分買い付けている方は、このドルコスト平均法にて投資をしていることになるのです。

ドルコスト平均法のメリットとして、

  • 価格が安い時に多く、高い時に少なく購入できる
  • 高値での購入を避けることができる

といったことがある一方で「1度に買う場合と比較して手数料が高くなる」というデメリットもあります。

ドルコスト平均法は有利な投資手法なの?

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重要なのは「このドルコスト平均法の方が儲かるの?リスクを減らせるの?」という点です。

結論をいうと「どちらも対して変わりない」ということになります。

例えば、手元に120万円ある場合で考えてみましょう。

  1. A投信を1月5日に120万円分購入
  2. A投信を1月から毎月5日に12ヶ月に渡り10万円ずつ購入

この場合、1年後、2年後どちらが評価損益が高いか予測をすることはできません。

1月の時点でA投信の基準価額が底値で、その後きれいに右肩上がりとなった場合「1」の方が利益が多く、逆に右肩下がりとなった場合は(平均購入単価が下がるため)「2」の方が損失が少ないということになります。

このように、投資は結果で語ることはできても、今後の結果を断定的に「こっちの方が絶対よい」ということはないのです。

「じゃぁ、ドルコスト平均法ではなく普通に投資をした方がいいの?」となりますが、例えば一気に120万円を投資した場合、その後の価格の変動によって日によっては数千円の損益が発生します。

つまり、毎日基準価額を気にすることになり、下がった場合は「損切りしようかな」、上がった場合は「いつ売ろう」と考える必要が出てくるのです。

一方、ドルコスト平均法であれば、少ない金額を分散して投資をするため、トータルで投資をする金額と銘柄、購入頻度などを決めたら、あとは放ったらかしておけばOKです。

証券会社は自動振り込みや自動積立にも対応しているので、最初の設定さえ完了させれば、あとは待てばよいのです。

投資をしている時はリアルマネーの価値が変動するため、どうしても気になってしまって、1日に何度もスマホをみたりする場合も。

ドルコスト平均法においては、このような心配があまりなく、放ったらかしで投資を行うことができるというのが大きなメリットだと思います。