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2018年から銀行カードローンの審査厳格化へ!即日で融資を受けることはできなくなります。消費者金融株が上がる?

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ここ数年で個人向け融資が「消費者金融会社」から「銀行」へ加速しています。

銀行カードローン利用者は消費者金融の3.5倍にも上り、貸出残高も毎年増加、残高は昨年度末で5.6兆円にまで膨れ上がっています。

この状況を受け、金融庁は今月から銀行への検査を実施、過度な広告宣伝、貸付がないか調査を行っています。

2018年から銀行での即日融資が不可に

さらに2018年から各行は新規で貸し出す際の審査を警察庁に照会するなど厳格化する方向で話を進めています。

借主が反社会的勢力であるかどうかなどを警察に確認する際は、預金保険機構を通じて警察のデータベースにアクセスする必要があり、この確認作業に数日要することに。

これにより、現在行われている「最短30分でスピード融資」といった即日での貸付ができなくなります。

銀行としては低金利の中、10%以上の金利で貸付けることができる美味しいビジネスが縮小することは避けられず、一般顧客から預かり残高が増えている資金をどう運用するかが業績の鍵となりそうです。

なお、アイフルやプロミスなどの消費者金融会社に適用されるのは「貸金業」で、消費者金融の利用者が借りることができる金額は年収の3分の1に限定されています。

つまりこの場合、収入のない学生や主婦はお金を借りることができなかったのです。

一方、銀行はこの法律の適用外で、さらに消費者金融よりは金利が安いこともあって貸出残高が急増していました。

今回の銀行カードローンに対する金融庁の検査、及び審査の厳格化は「銀行にとってはネガティブ」「消費者金融会社にとってはポジティブ」要因となりそうです。

消費者金融銘柄は以下の通りです。

  • 8253 クレディセゾン
  • 8515 アイフル
  • 8572 アコム
  • 8584 ジャックス
  • 8585 リエントコーポレーション

どの企業もグレーゾーン金利の廃止や総量規制(1/3ルール)の導入などにより、ここ数年は厳しい状況が続いていますが、銀行への締め付けが厳しくなることで、相対的に消費者金融の貸し出しが増える可能性があります。

中長期的に見た場合、業績がアップし株価上昇も期待できるため、これらの銘柄に投資することを検討してもよさそうです。