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一院制のメリット、デメリットは?若狭氏が新党の目玉政策に「一院制」を掲げる!

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年内の新党発足に向けて、若狭勝衆議院議員は民進党を離れた長島昭久元防衛副大臣や細野豪志元環境大臣と連携、政党の要件である国会議員5名以上も近くクリアする見込みで、国政が大きく動き出す気配を感じます。

その新党の目玉となる政策が「衆議院と参議院を統合して一院制を実現」と発表、これにより「国会議員の削減、スピード感を持った国会運営」が可能としています。

 

「一院制」のメリット、デメリットは?

若狭議員が語るように、一院制のメリットとしては、

  • 国会議員数を削減することによりコストを削減できる
  • 効率的な審議と迅速な政策決定が可能

といったことが挙げられます。

つまり若狭新党は「小さい政府」を目指しているということになり、同じく一院制を掲げる日本維新の会と近い政治スタンスであると言えそうです。

逆に、一院制のデメリットとしては、

  • 立法権が一院に集中
  • 一院の暴走を防いだりチェック機能がなくなる

となり、良識の府とされる参議院が果たす機能がなくなることで、その時の世間の空気などに流されてしまうという懸念が発生します。

2017年現在の衆議院議員数は475名、参議院議員数は242名で国会議員は合計717名いますが、若狭氏は統合したうえで200人以上減らすとしています。

世界的に見ると一院制と二院制どちらが主流か?実現の可能性は?

アメリカやヨーロッパなどの世界の先進主要国では二院制を採用している国がほとんどですが、中国、トルコ、韓国、スウェーデン、ノルウェー、インドネシアなどは一院制を採用しています。

一般的に発展途上国や人口の少ない国は、政策決定を迅速に行う必要があるので一院制の国が多く、世界的に見ると一院制の方が多いのが現状です。

日本において一院制を実現するためには

  • 現職議員は自分の身が危うくなるため受け入れない
  • 一院制のためには憲法改正が必要

と非常に高いハードルを超える必要があります。

実は若狭議員や小池都知事だけでなく、安倍総理も以前「議会も行政も非生産的で、一院制にすべきだ」と述べています。

この「一院制」を大義として、新党と日本維新の会、自民党が連立を組んで憲法改正へという道筋も可能性としてはあり、今回の新党発足はその布石となるかもしれません。

日本は現在閉塞感が漂い経済が低迷、活力を失っているのはあきらかで2020年に開催するオリンピックではこの閉塞感を打破することはできないでしょう。

そのためにはやはり政治の大改革が必要で、この「一院制」の案を支持したいと思います。