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ビットコイン、分裂危機と中国リスク、ダイモン発言もなんのその、43万円近辺で高値をキープしています。

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「ビットコンはやはり早く買っておくべきなのかな」「1BTC5,000ドルを突破したから次のターゲットは1万ドルか」等と考えるようになった方が多いようです。

ビットコインは最大の危機と目された8月の分裂騒動を「スムーズに分裂させた」ことにより難なく突破しました。

9月に入ると中国の仮想通貨取引所の閉鎖やJPモルガンのダイモンCEO「ビットコインは詐欺」発言などを受け短期的に下げたものの、落ち着くとじわりじわりと上昇、9月19日現在は43万円近辺にて推移しています。

ビットコインの中国での取り扱いについての現状のまとめ

情報が錯綜しましたが中国においては、

  • 仮想通貨の発行による資金調達(IOC)が禁止
  • ビットコイン取引所の閉鎖

が当局の方針により決定しました。

すでに中国の仮想通貨大手取引所は顧客向けに声明を発表、早いところは9月30日、遅いところでも10月30日には閉鎖となります。

さらに、ウォールストリートジャーナルなどによると中国当局は

  • 中国国内から海外仮想通貨取引所へのアクセス
  • WeChatなどによるピアツーピア(P2P)取引
  • マイニング業務

についても、禁止を検討しているという情報もあります。ピアツーピアとは個人と個人が直取引をすることを意味します。

これらのことは噂レベルであり、今後も情報の精査が必要です。

しかし、中国は5年に1回開催する党大会を秋に控える敏感な時期に差し掛かっています。

経済に悪影響と混乱をもたらす可能性があり、自らのコントロールが及ばない仮想通貨に対しては規制する方向性にあることは明らかで、中国での仮想通貨の普及拡大は難しいでしょう。

ビットコインの今後について

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9月1日〜9月19日現在のビットコインチャートです。

9月前半に55万円を超えた後、中国の規制、ダイモン発言などにより価格を下げていますが、それでも43万円に踏みとどまっているとう印象です。

今後日本では今年の4月に施行された改正資金決済法により、仮想通貨取引所を運営する業者に対して金融庁への登録義務が課せられます。

その登録期限が9月30日までとなっており、何社が金融庁のお墨付きを得られるか注目しましょう。

日本においては中国とは異なり、国が仮想通貨の取引を促進する方向にあり、マーケットがより健全になることで、マネーが流入することが期待されます。

しかし、11月にはブロックサイズ(取引量)の変更を控えており、このシステム変更に伴い、再度ビットコインが2つ、3つに分裂する可能性があります。

「一難去ってまた一難」となりそうですが、新しいサービスが始まる黎明期にはこのようなことが起こり得ます。

余裕資金のある方はビットコインをはじめとする、仮想通貨への投資もお試し程度で取引してみる好機といえそうです。