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「HYIP(ハイプ)」「D9クラブ」「ビットコイン関連企業への出資」の投資詐欺と被害が増えています!

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「(300万円を投資すれば)毎日3万円、月90万円もらえます!こんな夢のような話はないでしょ」「ビットコインを買って損することはない!」「ビットコイン関連企業に出資すれば月利1,000%も可能!お金持ちになって豊かな人生を」

先日、WBSで放送されていたある投資セミナーの講師が述べていた言葉です。

信じられないと思いますが、このようなセミナーに参加したことで実際に投資をして、出資金が全く返ってこなくなった方が、大学生や20代の若者を中心に全国で続出、社会問題に発展しています。

投資詐欺の代表例「HYIP(ハイプ)」とは?

HYIPとは、High Yield Investment Programの略で日本語に訳すと「超高利回り投資」という意味になります。

HYIPが提供するとしている金利はなんと年利700%や800%で、ブラジルなどの企業に投資をすることでこの金利水準を実現するとしています。

ありえないほどの超高利回りな金融商品ですが当然のことながらこれら詐欺で、お金を払い込んだらその時点で終わり、お金は1円も戻ってこないでしょう。

日本は現在超低金利で銀行に100万円預けても得られる金利は100円〜200円程度、上場企業約3,600社のうち4%以上の高配当の企業は1%にも満たない約30社ほどです。

世界的にみても新興国の中で金利が高いブラジルですら政策金利は9.25%。このような経済状況において年利100%を超えるような投資商品が存在するはずはありません。

彼らは言葉巧みにセミナーに勧誘し、参加者をマインドコントロールしてお金を巻き上げ、そのお金を投資をすることなく自らの物としてしまうのです。

HYIPなどの投資詐欺集団(D9クラブ等)の騙す手口

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HYIPをはじめとする詐欺はいつの時代にも存在しますが、騙す仕組みは似通っており、マルチ商法やねずみ講であるケースがほとんどです。

HYIPの場合も、例えば(詐欺への)参加者Aが友人BにLINEなどのSNSで「美味しい資産運用がある」とセミナーに勧誘、そのセミナーに参加すると言葉巧みな人物が現れ「余っているお金を投資するだけで毎月◯万円の配当を受け取り、楽しい人生を送れる」と勧誘します。

セミナーでは、実際にHYIPへ投資をしてタワーマンションなどに住んでいる人のインタビュー(当然嘘)なども流し、友人Bを「その気」にさせます。

最近はカフェなどで勧誘を行うケースも多いようです。

そして友人Bがお金を払い込むと、その一部が参加者Aやその上のカテゴリーの人に入るという仕組みです。

WBSではなんと1,880万円全財産を投資したという被害者もいました。

今後、被害者達はHYIPの運営元「D9クラブ」へ集団訴訟を起こす予定で、その行方に注目が集まります。

なお中国でも仮想通貨関連の同様の投資トラブルが多発、中国当局が仮想通貨取引所を閉鎖した要因の一つになりました。

HYIPなどの詐欺集団も、1万人勧誘して1人引っ掛かればよいという感覚で詐欺商法をしているのでしょうが、被害にあった方からすると人生の破綻に繋がるケースもあり、絶対にこのようなことは許されるべきではありません。

まずは、自分が被害者にならないよう、このような美味しい話は世の中には存在しないということを理解し、投資をするにしても証券会社や銀行など、信用力の高い金融機関を通じて行うようにしましょう。