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5分で分かる決算用語の基本!「売上高」「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「純利益」等の違いを説明できますか?

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新聞やニュースなどを見ていると、様々な専門用語が出てきますが、その中でもよく分からないのが決算・会計用語。

例えば「A社の第三四半期の経常利益はリーマンショック後の最高値となる見込み」と聞いても、経常利益という言葉の意味が分からなければこのニュースの本質を理解することはできません。

そこでここでは、決算用語でまず始めに理解したい基本用語をまとめてみました。

決算・会計用語の基本!「◯◯利益」とは何?

売上高

「本業で得た利益」のことです。

品物を売ったりサービスを提供したことに対する対価として得たお金の合計で、例えば投資など本業以外から得た収益は含まれません。

A豆腐店が1ヶ月で100円の豆腐を1万個販売した場合の売上高は100万円となります。

なお、年商は年間の売上高を意味します。

つまり年商10億円であっても、10億円まるまる財布に入る訳ではなく、経費などを除いて手元に残るのは年間数百万円といったケースもあります。

TV等で「年商10億のセレブ社長!」などと報道しているケースでも実際にセレブかどうか、年商だけで判断することはできません。

売上総利益(粗利)

売上高から「商品の材料などの原価や製造にかかった費用」を引いた金額です。

A豆腐店の1ヶ月の売上高100万円に対し、材料となる大豆の値段が10万円だった場合、売上総利益は100万円-10万円の90万円となります。

売上総利益=売上高-売上原価(原材料・製造コスト)となります。

営業利益

売上総利益から「人件費、広告宣伝費、家賃、光熱費などの経費」を引いた金額です。

A豆腐店の場合、1ヶ月の売上総利益90万円に対し、給料などの人件費20万円を引いた70万円が営業利益となります。

営業利益=売上総利益-経費となります。

経常利益

営業利益に「本業外の営業外損益を加減」したものです。

A豆腐店は余剰資産を銀行に預けていますが、1万円の利息が入った際には、営業利益70万円に1万円を追加した71万円が経常利益となります。

このように、経常利益は営業利益に本業とは異なる「財務活動の損益」を反映させたものです。

経常利益=営業利益±営業外損益となります。

純利益(最終利益)

経常利益に、臨時的に発生した特別利益・特別損失を加減し、税金を差し引いた「最終的に会社に残るお金」です。

特別利益・特別損失とは例えば家事などに伴う損失や、株式の売却より得た収益などです。

営業外損益は「事業運営の際に普通に発生するもの(金利等)」で、特別利益・損失は「通常の活動では発生しない特別なもの」と理解すると分かりやすいでしょう。

A豆腐店は法人税を11万円納めたので、経常利益71万円-11万円の60万円の純利益となりました。

純利益=経常利益±特別利益・損失-税金となります。

この中でも特に重要なのは「売上高」「営業利益」「純利益」となります。これらをしっかり理解し、会計の基本を抑えましょう。