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国会議員(衆議院議員、参議院議員)の年収はいくら?世界的に見ても日本の国会議員の給料は高いことが判明しました。

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安倍総理が解散総選挙の実施を決めると、メディア報道はそれまでの有名人の不倫報道一辺倒から一転、政治に関する報道ばかりとなりました。

今回は小池新党「希望の党」が結成されたこともあり、選挙情勢は流動的で投票日に向けて報道もますます加熱するでしょう。

政治といえば切っても切り離せないのが「お金」との関係。衆議院選挙を実施するためには、なんと700億円もの税金が投入されます。

IT選挙とすればコストの大幅な削減と事務作業を効率化させることができますが、情報漏洩などセキュリティのハードルも高く、実施するのは難しいようです。

さて、ここでは国会議員の年収について取り上げてみたいと思います。貰える給料をみるとなぜ国会議員になりたいのか、その理由がよくわかります。

国会議員の年収について

日本の国会議員(衆議院議員465名、参議院議員242名)の給料(歳費)は法律で定められており、

  • 月額129万4,000円
  • 期末手当(ボーナス)年間610万円(6月支給291万円、12月支給319万円)

となっており、月の給料とボーナスを合わせた年収は「2,162万円」です。

さらに国会議員には「文書通信交通費」という定額で支払われるお金もあります。この文書通信交通費は、

  • 月額100万円
  • 非課税
  • 領収書を提出する義務はなし

というもので、本来は手紙や文章の発送費や電話代などの通信費として受け取れるものですが、今や形骸化しており、国会議員にとっては手取りの給料となっています。

文章通信交通費を足した国会議員の年収は「3,362万円」となります。

他にも優遇される国会議員手当

国会議員はJR切符や新幹線のグリーン車は無料、さらに選挙区によっては1ヶ月間で東京⇔選挙区間3往復分の航空券引換証も支給されます。

また、あまり知られていませんが、政党交付金と呼ばれる国民一人当たり250円を負担し、総額320億円ものお金が国会議員数などに応じて各党に分配されます。

これが各党の活動の源泉になっており、政党交付金から一部が所属議員に数百万円から1,000万円程度分配されるのです。

320億円を国会議員数707人で割ると、国会議員一人当たりなんと4,500万円にもなります。

さらに国会議員の秘書3人までの給料は国が全額負担、その金額は年間約2,500万円となるなど、政治家はこれほどかという程優遇され、あらゆる形で懐にお金が入る仕組みとなっているのです。

海外をみてみると、アメリカの国会議員は年収約1,500万円、イギリスは1,000万円、ドイツは1,200万円となっており、国会議員の年収は日本が一番高く優遇されています。

議員の待遇や給料を下げると大金持ちしか立候補できなくなる懸念もありますが、少なくとも月100万円の文書通信交通費は撤廃すべきでしょう。

国会議員になるとお金だけでなく、名誉や権力を手に入れ、さらに周りから「先生、先生」と呼ばれて自分は偉いんだ、特別だと勘違いをした議員が不祥事などでその立場を追われるケースが多々あります。

私たち有権者は政策やこれまでの実績だけでなく、議員の人物も見極めて投票するようにしたいものです。