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クックパッド(2193)の株価が低迷しています。クックパッドの過去と現状をまとめました。

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クックパッドといえば、誰もが知る料理レシピのサイトを運営する会社で、献立に困った時など、同社のサービスを活用している方も多いはずです。

サイトやアプリの使い勝手がよく、デザインも洗練され「今どきの会社」のように思えますが、2015年に突如起こった創業者と当時の社長の対立が原因で社内が混乱、その影響もあり株価が下落し、今もなお低迷しています。

さらに次々にライバルとなる企業が現れ、ユーザーも頭打ちに。クックパッドのこれまでと現状を見てみましょう。

クックパッドは2009年に上場、現在の株価は2015年の3分の1以下に

クックパッドは現執行役の佐野陽光氏が1997年に設立、ユーザーが自身の料理をクックパッドが運営するサイトに掲載、有料のプレミアム会員から徴収する利用料やサイトに掲載するWeb広告にて収益を上げるビジネスを展開しています。

2012年に元カカクコム社長の穐田誉輝氏を社長に迎い入れると、ウェディング事業など多方面へビジネスを広げ会社の業績も向上、株価も2013年から急上昇し、2015年には3,000円近くまで上昇するなど、IT企業の勝ち組として注目を集めました。

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ところが2015年の末に創業者佐野陽光氏と穐田誉輝社長の「多角化経営を巡る経営方針の相違」が明らかになり、大株主である佐野氏により穐田氏が退任させられる結果となりました。

2016年3月に新社長としてマッキンゼーから岩田林平氏を迎えるも、多くの社員が会社を辞めるなど社内は大混乱に。

その後の状況は株価の通りで、2017年に入っても下落基調となっています。

クックパッド(2193)の現在

2017年に入ると社外取締役に人気ブロガー「ちきりん」こと伊賀泰代氏を社外取締役に招聘、さらに料理動画に経営資源を投入するなどしていますが、業績回復の兆しはありません。

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上表は2017年12月期第2四半期(6月まで)の決算推移です。

2016年第4四半期には事業の売却などにより営業収益が減少、2017年に入っても売上は伸びずで、決算資料を読む限りでは今後の見通しも厳しいでしょう。

2017年に入ると「デリッシュ・キッチン」、「クラシル」など多くの料理レシピアプリが台頭、クックパッドは動画事業でも遅れており、クックパッドの利用者は減少に転じています。

デリッシュ・キッチンやクラシルは、スマホアプリ内で1分程度で簡単な料理方法を動画で解説してくれるもので、初心者には非常に分かりやすく個人的にも重宝しています。

今やPCユーザーよりもスマホユーザーの方が多い時代に。

クックパッドも料理動画などのスマホでのサービスが今後の業績の鍵を握ることになりそうです。

クックパッド(2193)の株価・株式情報

  • 株価 786円(9/28)
  • 1単元 100株
  • 時価総額 842億円
  • 配当利回り 1.27%
  • PER   97倍
  • 年初来高値 1,155円(1/10)
  • 年初来安値 713円(9/6)
  • 株主優待 株主様専用ご紹介クーポンなど