マネーの窓口

マネー全般について元証券・銀行マンが難しいことを「シンプルに分かりやすく」解説します!

「終活」は金融機関のリストラから!銀行、証券会社で使用していない口座は閉鎖するようにしましょう。

f:id:kabuhack:20170913190704p:plain

最近は「しゅうかつ」という言葉が「終活」として使用されることが多くなりました。

終活とは、大きく分けると「自分の人生を振り返って総括する」ことと、「残された家族の負担を減らす」という意味があります。

人生の最期を迎える前には家族に対して感謝の気持ちを述べるだけでなく、その後の家族の手続きや負担を減らすための心遣いも持ちたいものです。

終活時には銀行、証券、保険などの不要な口座はリストラを!

特に手続きで大変なのが遺産相続等に必要な資産を確定する作業。

相続人は被相続人の銀行、証券、保険、不動産、クレジットカードなどの口座を全て調べ、資産状況などを確認しなければなりません。

銀行や証券口座は実際に利用しているは2つ、3つで残りは残高なし、何年も使っていないという口座がほとんどのはず。

これらの口座については全て解約手続きを取り、できれば残ったものも集約してシンプルにしたいものです。

例えばA証券会社で取引をしていたBさんが亡くなった場合、相続人のCさんはA証券に対して、

  • 被相続人の戸籍謄本(Bさんの死亡が確認できるもの)
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 相続人全員の印鑑証明書
  • 委任状兼移管依頼書

を提出し、さらにCさんがA証券会社に口座を開設し、Bさんの株式を移管することにより相続をするという方法が一般的です。

相続人が多い場合、書類を集めるのも一苦労、さらに証券会社とのやりとりが何度も発生し、非常に大きな負担となります。

また処分や遺産手続きが複雑な不動産については、相続人と事前に相談してどうすべきか決めておくのがよいでしょう。

終活の基本として、金融機関のリストを作成するというのが一般的ですが、その前に金融機関のリストラをして、必要なものだけ残してリスト化することをお勧めします。

SNSの「終活」はどうする?

最近は高齢者の方もSNSなどを通じて自分の生活や考えを発信している方をよく見かけます。

自分が亡くなった後のSNSの取り扱いをどうするのか、このことも相続人に伝え、必要があればIDやパスワードも書き残しておきましょう。

先日、Facebook上で亡くなった方の相続人である息子さんが本人が亡くなったこと、そして、これまでの感謝の気持ちを投稿していましたが、非常に心温まる文章で、故人だけでなく息子さんの人柄が良く分かるものでした。

SNS投稿者本人が亡くなった場合、まずはアカウントを削除することを考えがちですが、このような方法もあるものだと感心したものです。

中にはSNS用の遺書を残す方もいるようで、自分が終活をする場合にはSNSなどについても、家族などがその取り扱いをどうすべきか悩むことがないようにしておきたいものです。