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【2017衆院選結果】「公示前」と「選挙後」の各党議席数をまとめました!選挙結果は自民圧勝、立憲民主躍進という結果に。

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2017年10月22日、日本列島に大型台風が上陸する中、第48回衆議院議員総選挙の投開票が行われました。

投票率は53.68%で、前回の衆院選こそ上回ったものの戦後2番目の低さとなりました。

結果はご存知の通り自民党が284議席、公明党が29議席を獲得、与党で衆議院の定数465議席のうち313議席を占め、与党大勝利という結果になりました。

与党の議席が憲法改正の国会発議が可能となる3分の2(310議席)を上回ったことで、希望や維新を含めた憲法改正が現実味を帯びてきました。

選挙戦序盤は勢いのあった小池新党希望の党は終盤に大失速し、小選挙区で多くの候補者を擁立したものの公示前の57議席→50議席に減らすなど惨敗に。

一方、立憲民主党は15議席→55議席と躍進、今後は野党第一党として政界において大きな存在感を示すことになりそうです。

 

衆議院選挙結果「公示前」と「選挙後」の各党議席数

政党 公示前 選挙後 議席占有率  議席増減
自民 290 284 60%  -6
公明 34 29 6%  -5
希望 57 50 11%  -7
維新 14 11 2%  -3
共産 21 12 3%  -9
立憲 15 55 12%  +40
社民 2 2 0.2%  -0
無所属 39 22 5%  -17

衆議院の定数は今回の選挙から「475」→「465」となり、10議席少なくなっています。

自民党は単独過半数「233議席」どころか、国会に設置されている17全ての常任委員会で委員の過半数を確保し、さらに各委員会で委員長を独占できる「絶対安定多数261議席」を超える284議席を獲得、議席占有率は60%で安倍一強が今後も継続することになりました。

なお自民党は青森、秋田、山形、群馬、富山、石川、福井、岐阜、滋賀、奈良、鳥取、島根、岡山、山口、徳島、福岡、熊本、大分、宮崎の19県の小選挙区において全勝しました。

希望の党は235人の候補者を擁立したものの、比例合せて獲得したのは50議席。

小池百合子都知事のかつての選挙区、東京10区からは最側近の若狭勝氏が出馬、しかし自民党候補に敗れ比例復活もならず若狭氏は議員バッチを失うことに。今回の選挙を象徴するような結果となりました。

反自民、反安倍の受け皿となった立憲民主党は「15」→「55」議席と大躍進、今後は野田佳彦元総理、岡田克也元代表、安住淳元財務大臣など旧民進党で無所属から立候補して当選した議員との連携などを模索し、勢力を拡大して安倍政権に対峙することが予想されます。

流動的なのが今回の選挙の敗者となった希望の党と日本維新の会。

特に希望の党は小池代表の責任問題が噴出、当選者も一枚岩ではなく解党すら危ぶまれ、3週間前の高揚感はどこへ行ったやらという状況です。

日本維新の会は自民党への合流を模索するか、橋下徹前大阪市長が再度党のトップとして立て直しを図らないことには存続が難しいでしょう。

共産党は立憲民主党に票が流れたことにより議席を9減らして12議席の獲得にとどまりました。共産党の志位和夫委員長は「野党共闘は成功した」と述べていますが、共産党の存在感の低下は免れません。

注目された選挙区では「ハゲ〜」発言で自民党を離党した豊田真由子氏は、埼玉4区で自民新人の穂坂泰氏に敗れ、「不倫疑惑」で民進党を離党した山尾志桜里氏(愛知7区)は自民党の鈴木淳司氏に僅か834票差で勝利しました。

衆議院総選挙が終わったことで、今後は憲法改正が大きな争点となりそうです。

その前に「北朝鮮問題」「子育て・保育園対策」「デフレからの脱却」など喫緊の課題は山積みです。

選挙結果は自民党の勝利となりましたが、これは自民党が支持された訳ではなく、野党の選挙体制が整っていないこと勝利の最大の要因に。

私達有権者は今後も政治をしっかりウォッチして、時には声を上げ日本がより良い国となるよう行動を行いましょう。